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【脱Excel】台帳管理のよくある課題と効率化の秘訣!転記作業をゼロにする方法とは?

【脱Excel】台帳管理のよくある課題と効率化の秘訣!転記作業をゼロにする方法とは?

多くの企業では現在も、顧客台帳や契約台帳、IT資産台帳、備品台帳といった台帳がExcelで管理・運用されています。Excelでの台帳管理は手軽に始められる一方で、運用が複雑化するにつれて「更新漏れ」「転記ミス」「どれが最新版か分からない」といった問題が発生しやすくなります。

本来、業務を円滑にするための「台帳」が、逆に現場や管理部門の業務負荷を増やしてはいないでしょうか。

台帳管理において重要なのは、単に“台帳を作ること”ではありません。「正しく更新され続ける仕組み」を作ることです。

本記事では、Excelによる台帳管理の限界と、手作業による転記をゼロにする根本的な解決策について解説します。

台帳管理の起点を電子化!申請承認が楽になるワークフローシステム

こんな人におすすめ

・担当者によって申請フォームや版がバラバラ
・自社のプロセスに合うテンプレートがない
・台帳更新の抜け漏れが頻発している

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台帳管理とは?なぜ企業にとって重要なのか

台帳管理とは、企業活動に関わるさまざまな情報(顧客、契約、備品、人事など)を、継続的に台帳に記録・管理する業務のことです。

企業活動において、台帳管理はガバナンスと業務効率化の両面で欠かせない業務です。

まずは台帳管理の本来の目的と、企業が扱うべき主な台帳の種類を整理します。

台帳管理の目的と役割

台帳管理の目的は、企業内の重要な情報を一元化し、常に最新かつ正確な状態を保つことです。情報を単に記録するだけでは不十分であり、以下の要件を満たす必要があります。

  • 最新状態の維持:常に最新のデータが反映されていること。
  • 可視性の確保:必要な人が、必要な時にすぐに情報を確認できること。
  • 抜け漏れの防止:業務のプロセスにおいて、確実に入力・更新が行われること。
  • 証跡の保存:誰が・いつ・何を変更したかの履歴(ログ)が残ること。

正確な台帳は、日々の業務効率化だけでなく、内部統制監査対応の基盤にもなります。

企業が管理すべき主な台帳の種類

企業が管理すべき台帳は多岐にわたります。法律で作成・保存が義務付けられているものから、社内の資産管理を目的とするものまでさまざまです。

主な分類と目的は以下の通りです。

  • 法定帳簿(例:労働者名簿、賃金台帳、出勤簿など)
    労働基準法をはじめとする法令によって、企業に作成および一定期間の保存が義務付けられている極めて重要な帳簿です。
  • 資産・備品関連(例:IT資産台帳、備品管理台帳、ソフトウェアライセンス台帳など)
    社内にあるパソコンやデスクなどの物理的資産、およびソフトウェアの使用権(ライセンス)の所在や利用状況を正確に把握するために管理します。
  • 契約・顧客関連(例:契約書管理台帳、顧客台帳、取引先台帳など)
    契約の更新時期や取引条件、顧客の基本情報を一元管理し、トラブルの防止やスムーズな営業活動に役立てます。
  • 社内業務関連(例:アカウント管理台帳、入退社管理台帳、案件管理台帳など)
    社内システムにおける各従業員のアクセス権限や、入退社の手続き状況、プロジェクトごとの進捗などを追い、業務を安全かつ円滑に回すために用います。

Excelによる台帳管理でよくある「5つの課題」

Excelによる台帳管理でよくある「5つの課題」

Excelは非常に便利なツールですが、複数人での同時利用や継続的なデータ更新を前提とした台帳管理においては、いくつか構造的な限界があります。

転記作業による工数増加とミスの発生

現場からメールやチャット、紙の申請書で上がってきた情報を、管理部門の担当者が手作業でExcelに打ち直すケースは少なくありません。

この「転記作業」は無駄な工数を生むだけでなく、入力ミスや入力漏れといったヒューマンエラーの直接的な原因となります。

最新版が分からない・ファイルが分散する

ファイルサーバー上でExcel台帳を管理していると、「備品台帳_最新版_final.xlsx」「備品台帳_202310更新_〇〇.xlsx」のように、似たようなファイルが乱立しがちです。

複数人が同時に編集できず、ローカル環境に保存して個別に編集してしまうことでファイルが分散し、どのデータが最新・正確なのか信用できなくなります

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更新ルールが属人化し、引き継ぎが困難

「この台帳は〇〇さんしか更新手順を知らない」といった属人化も深刻な課題です。

Excelは自由にフォーマットを変更できる反面、マクロの活用や複雑な関数が組み込まれると、作成者以外はメンテナンスができなくなるケースが頻発します。このような状況では、担当者の異動や退職の際に、スムーズな引き継ぎが行えません。

監査・証跡管理が難しい

Excelでは「誰が・いつ・どのセルをどのように変更したか」という詳細な変更履歴を厳密に管理することが困難です。

誤ってデータを上書きしてしまったり、悪意のある改ざんが行われたりした場合でも気づきにくく、セキュリティや内部統制上の大きなリスクとなります。

データが散在し、集計や活用がしづらい

各部門が独自のフォーマットで台帳を作成していると、全社でデータを統合・集計する際に膨大な手間がかかります。

たとえば、日付の入力規則(半角/全角、和暦/西暦など)の表記ゆれを修正するだけでも、多くの時間を奪われてしまいます。

台帳管理が形骸化してしまう「3つの原因」

台帳管理が形骸化してしまう「3つの原因」

前述した課題が解決されないまま放置されると、台帳は徐々に使われなくなり、形骸化してしまいます。

その根本的な原因は、運用方法と業務プロセスそのものに潜んでいます。

更新が「手作業前提」になっている

台帳管理が長続きしない最大の要因は「更新作業が面倒であること」です。日常業務で忙しい中、わざわざ台帳ファイルを開いて手動で情報を追記する作業は後回しにされやすく、結果として情報が古くなっていきます。

実業務と管理作業が分断されている

とくに重要な原因が、実業務と管理作業が分断されていることです。

たとえば、「現場が備品の購入申請をする」という実業務と、「管理部門が備品台帳を更新する」という管理業務が分断されている場合、多くの問題を引き起こします。申請と更新の間にタイムラグが生じるため、情報がリアルタイムに反映されません。

管理ルールが統一されていない

入力のタイミングや入力フォーマット、管理責任者が明確に定義されていないことも原因です。「いつまでに、誰が、どう入力するのか」が曖昧な状態では、正確な台帳管理は実現不可能です。

台帳管理の効率化と形骸化防止を実現するポイント

台帳管理に関するルールの形骸化を防ぎ、常に正確な台帳を維持するためには、「人が頑張って更新する運用」から脱却することが不可欠です。

情報入力を一元化する

同じ情報を複数のシステムやファイルに何度も入力する「二重入力」を排除します。

最初の入り口(入力フォーム)を一つに絞り、入力されたデータが必要な台帳へ展開される仕組みが必要です。

台帳更新を「業務の流れ」に組み込む

「あとで時間を取って更新する」のではなく、「業務を進めると自然に台帳が更新される」状態を作ります。

たとえば、「備品の購入申請が承認されたら、自動的に備品台帳にデータが追加される」といったように、実務のプロセスと台帳更新を一体化させることが重要です。

入力ルールを統一し、マスタと連携する

表記ゆれを防ぎ、データの品質を担保するために、入力フォームの必須項目設定やプルダウン選択を徹底します。

社員情報や取引先情報などの「マスタデータ」と連携させることで、手入力によるミスを根本から防ぎます。

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誰が・いつ更新したか履歴を残す

監査対応やトラブルシューティングに備え、すべての更新ログ(変更者、日時、変更内容)が自動的に保存される環境を構築します。

これにより、属人化を排除し、透明性の高い管理が可能になります。

手作業前提のExcel運用から脱却する

Excel自体は優れた表計算ツールですが、全社規模での台帳管理システムとしては不向きです。

手作業や転記を前提とした運用を見直し、定型作業の自動化を目指せるシステムへ移行することが、効率化の必須条件となります。

なぜ「ワークフローシステム」が台帳管理に最適なのか?

なぜ「ワークフローシステム」が台帳管理に最適なのか?

台帳管理の効率化と形骸化防止を実現するポイントについて解説しましたが、その実践的なアプローチのひとつが、ワークフローシステムの活用です。

ワークフローシステムとは、組織内で日々行われる各種申請や稟議・報告といった業務を電子化するツールのことであり、台帳管理の根本的な課題である「実務と管理の分断」を解決することが可能です。


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「台帳が更新されるタイミング」の真理

じつは、台帳が更新される背景には、必ず「何らかの申請や承認」が先行しています。

  • PCやモニターを購入したとき: 現場の「購入申請」が承認された結果として、「備品台帳」が更新されます。
  • 新入社員が入社したとき: 管理部門での「入社手続き(稟議)」が完了した結果として、「社員台帳」や「アカウント管理台帳」が更新されます。

つまり、台帳の更新という作業は単独で発生するものではなく、常に社内の意思決定(プロセス)とセットになっているのです。

ワークフローシステムのメリット

この「申請・承認と台帳更新は表裏一体である」という業務の真理にアプローチできるのが、ワークフローシステムです。台帳管理において、ワークフローシステムは以下の強力なメリットをもたらします。

手動での転記作業が「ゼロ」になる

「申請 ⇒ 承認」のプロセスが完了した瞬間に、入力されたデータが自動的に台帳(データベース)へ蓄積・反映される仕組みを構築できます。これにより、管理部門の負担となっていた手作業の転記を完全にゼロにできます。

常に最新で正確な台帳が維持される

実務のプロセスと連動してリアルタイムで台帳が更新されるため、タイムラグや人為的な入力漏れが発生しません。

強固なガバナンスと監査対応力

「誰が・いつ・どのような理由で申請し、誰が承認したか」というプロセスの証跡が、台帳のデータと直接紐付きます。情報の正当性が確実に担保されるため、内部統制の強化や厳格な監査対応においても非常に強力な基盤となります。

ワークフローシステムで台帳管理を効率化した事例

次は、ワークフローシステム「X-point Cloud」と「AgileWorks」で台帳管理を効率化した事例を見ていきましょう。

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クエリ機能で台帳管理を効率化(日立柏レイソル)

Jリーグチーム「柏レイソル」を運営する株式会社日立柏レイソルは、クラウドワークフローシステム「X-point Cloud」を導入して業務のデジタル化と効率化を推進しました。

同社では従来、紙の帳票やExcelの台帳で業務を運用しており、些細な非効率や手作業が積み重なって、膨大な負担を生んでいました。

また、Excelの台帳による管理業務は、入力ミスや更新漏れのリスクもあり、申請業務のデジタル化が急務となっていました。そこで同社は、申請業務のデジタル化を決め、ワークフローシステムの導入に向けて動き出した。

選定の結果、申請書の回付や承認だけではなく、後工程の業務も同時に効率化でき、担当者や担当部門の変更にも対応できる柔軟性を備えている「X-point Cloud」の導入を決めました。

導入後、申請業務のリードタイムや手間は大幅に低減し、申請書の回付や保管に要していた手間も不要に。さらに、Excelの台帳で実施していた管理業務もX-point Cloud上に移行され、入力や更新の手間が大幅に削減されています。

たとえば発注業務では、発注申請書を起案したのちに、物品の名称や個数、納品や検収のステータス、支払い状況などをExcel台帳で管理していましたが、これらを「X-point Cloud」のクエリ機能で代替。管理の手間や更新漏れのリスクを解消しつつ、物品の個数やステータスなどを即座に集計できるようになっています。

台帳管理の一元化を実現
株式会社日立柏レイソル

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電子取引システムとの連携で台帳管理業務を刷新

サッシを中心とした建材を製造・販売する不二サッシ株式会社は、ワークフローシステム「AgileWorks」を導入して、経理の台帳管理業務を刷新しました。

同社では以前、支払依頼業務においてシステムを利用していたものの、機能的制約から紙帳票が混在する業務フローとなっていました。

たとえば、申請者は申請依頼の際、請求書の内容をシステムに入力したうえで、請求書原本を本社経理部に郵送。本社経理部では、郵送されてきた請求書原本とシステムで自動起票された仕訳内容を手作業で照合しなければならず、アナログで非効率な台帳管理が大きな負担となっていました。

そうしたなか、電子帳簿保存法とインボイス制度という二大法改正をきっかけに、経理業務の刷新を決断。ソリューションを模索した結果、電子取引システム「invoiceAgent 電子取引」とワークフローシステム「AgileWorks」の連携導入を決めました。

導入後、支払依頼書の作成から回付、承認、支払い、そして台帳化までデジタル上で完結する仕組みが完成。

原本郵送や会計システムへの入力・照合作業が削減されたほか、手作業による台帳登録のミスが排除されるなど、請求・支払いに関する台帳管理業務の抜本的な刷新に成功しています。

請求・支払に関する台帳管理業務を効率化
不二サッシ株式会社

不二サッシ株式会社のワークフローシステム導入事例をダウンロード|AgileWorks

台帳管理に関するよくある質問(FAQ)

ここでは、台帳管理に関するよくある質問とその回答について、あらためて整理していきましょう。

Q1: 台帳管理の主な目的は何ですか?

A: 企業内の重要な情報を一元化し、常に最新かつ正確な状態を保つことです。最新状態の維持、可視性の確保、抜け漏れ防止、証跡の保存を満たす必要があり、業務効率化や内部統制の基盤になります。

Q2: Excelでの台帳管理の課題は何ですか?

A: 転記作業による工数増や入力ミス、ファイル分散による最新版の不明確化が挙げられます。また、属人化による引き継ぎの困難さ、証跡管理が難しくセキュリティ上のリスクとなる点も大きな課題です。

Q3: 台帳管理が形骸化する原因は何ですか?

A: 更新作業が面倒な手作業前提になっていることや、現場の実業務と管理部門の更新作業が分断されていることが主な原因です。入力ルールや管理責任者が明確に統一されていないことも要因として挙げられます。

Q4: 台帳管理を効率化するポイントは?

A: 情報入力を一元化し、台帳更新を「業務の流れ」に組み込むことが重要です。入力ルールの統一やマスタとの連携、更新履歴を自動保存する環境を構築し、人が手動で更新する運用から脱却する必要があります。

Q5: ワークフローシステムが台帳管理に最適な理由は?

A: 申請や承認の完了と同時にデータが自動で台帳に反映され、手動の転記作業をゼロにできるからです。実務と連動して常に最新の台帳が維持され、承認の証跡も残るため、ガバナンスや監査対応力も向上します。

まとめ

Excelによる台帳管理は、手軽に始められる一方で、「転記作業の負担」「更新漏れ」「属人化」「最新版管理の複雑化」といった多くの課題を抱えています。

台帳管理を成功させるためのカギは、「人が頑張って手動で更新する運用」から脱却し「業務を進めれば自然に最新化される仕組み」へとシフトすることです。その第一歩となるのが、入力の一元化と「ワークフロー連携による自動更新」による、転記作業ゼロの実現です。

台帳管理の効率化にお悩みの方は、今回ご紹介した情報も参考に、ワークフローシステムの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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ワークフロー総研 編集部
この記事を書いた人 ワークフロー総研 編集部

「ワークフロー総研」では、ワークフローをWork(仕事)+Flow(流れ)=「業務プロセス」と定義して、日常業務の課題や顧客の潜在ニーズの視点からワークフローの必要性、重要性を伝えていくために、取材やアンケート調査を元にオンライン上で情報を発信していきます。また、幅広い情報発信を目指すために、専門家や企業とのコラボレーションを進め、広く深くわかりやすい情報を提供してまいります。

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