【セミナーレポート/オンデマンド配信】SaaS乱立時代の課題を突破する!リスク管理と運用最適化の最新戦略と解決策
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Saasのリスク管理と運用最適化の最新戦略を徹底議論!
本セミナーは、2025年というSaaS活用の節目を迎え、多くの企業が直面しているSaaSの乱立という課題に対し、その解決策を探ることを目的として開催されました。 オープニングでは、SaaSの導入が加速する一方でリスクや課題が顕在化している現状が指摘され、続くパネルディスカッションでは、この状況を打破するための実践的な戦略と解決策を 「リスク管理」と「運用最適化」という2つの軸からお届けしました。
セミナー概要
こんな人におすすめ | ●SaaSの導入や運用を担当するIT部門・管理部門の方 ●効率的な運用とリスク最小化を両立したい方 ●最新のSaaS管理ツールや方法論に興味のある方 |
登壇 | アイティクラウド株式会社 ITboard事業部 セールス&マーケティンググループ リーダー 小之原翔 株式会社エイトレッド マーケティング部マーケティングアライアンスG 主任 金本奈絵 |
主催 | ワークフロー総研 |
OUTLINE 読みたい項目からご覧いただけます。
SaaS乱立時代の課題
SaaS利用拡大の背景と現状
この章では、最初に、SaaS乱立の利用拡大の背景として、コロナ禍でのDX推進と人手不足の2つが挙げられました。
そしてその後、実際どれくらいSaaSが使われているのかを知るために、視聴者にアンケートをとったところ、6個から20個という回答が多く見られ、 多くの企業で複数のSaaSが利用されている現状が浮き彫りになりました。
また、小之原氏の報告によると、ITクラウドの調査でも、1社あたりの平均SaaS利用数が約10個であることが分かったようで、SaaSの利用が一般化していることが示唆されました。

SaaS乱立の課題
このような現状を受け、昨今、課題として浮上してきたのが、「リスク管理」と「運用最適化」です。
リスク管理の面での具体的な課題として小之原氏が「シャドーIT」と「セキュリティチェック」と「アカウント管理」の3点を、 運用最適化の課題として金本氏が「情報のサイロ化」と「機能重複」、「アカウント管理の複雑化」の3点を挙げました。


ワークフローシステムでクラウド乱立の弊害を解消しよう!

こんな人におすすめ
・複数のクラウドサービスを利用している
・システムごとに同じデータを何度も入力している
・今後クラウドサービスの利用拡大を考えている
解決方法
前章の課題を受け、両者より課題解決の方向性として 以下の方法が提案されました。リスク管理
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SaaS利用状況の可視化。具体的には、ITボードのようなSaaS管理ツールを利用することで、シャドーITの把握やセキュリティリスクの検知が可能になる。
運用最適化
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ワークフローによるSaaSの統合。特に、専用のワークフローシステムはで統合することにより、付属機能よりも高機能であり、複雑な業務に対応できるため、情報の一元管理や、異なるシステム間の情報連携を実現し、業務効率を大幅に改善できる。
課題を解消するシステム選びのポイント
第3章では、SaaS管理ツールやワークフローシステムを選ぶ上でのポイントが挙げられました。

上記のポイントを挙げた理由について、小之原氏、金本氏はそれぞれ以下のように述べました。
「まず、見やすいUI/UXについてですが、例えば、ダッシュボードのように、情報が整理されていて一目で状況を把握できるような状態であれば、管理者が状況を把握する時間を短縮し、迅速な意思決定を支援します。また、サポート体制については、SaaSを継続的に利用していく中で、専門知識を持った担当者によるサポートがあれば、運用上の問題を早期に解決し、システムを安定的に利用できます。」(小之原氏)
「まず、システム連携することにより、情報の一元管理が可能になり業務効率が向上するだけでなく、部門をまたいだデータ活用が可能になり、データに基づいた意思決定を支援できます。次に、豊富な標準機能があれば、既存業務をデジタルで再現することができ、それにより、紙とデジタルの二重運用の回避やカスタマイズコストの削減につながります。最後にノーコードのシステムを選ぶことにより、運用の内製化が可能になり、現場主導で改善をまわすことができるようになります。現場主導での改善は、スピード感や柔軟性、実効性があるためデジタル化の効果を最大化できます。」(金本氏)
まとめ
SaaSの活用は今後のビジネスにおいて不可欠であり、SaaS管理やシステム運用最適化が重要であることが改めて強調されました。 参加者からは、「自社のSaaS利用状況を改めて見直す良い機会になった」「具体的な解決策を知ることができた」といった声が聞かれは、SaaS乱立という課題に対する具体的な解決策を示す、非常に有益なイベントとなりました。
SaaS乱立時代の課題を突破する!リスク管理と運用最適化の最新戦略と解決策

こんな人におすすめ
●SaaSの導入や運用を担当するIT部門・管理部門の方
●効率的な運用とリスク最小化を両立したい方
●最新のSaaS管理ツールや方法論に興味のある方

「ワークフロー総研」では、ワークフローをWork(仕事)+Flow(流れ)=「業務プロセス」と定義して、日常業務の課題や顧客の潜在ニーズの視点からワークフローの必要性、重要性を伝えていくために、取材やアンケート調査を元にオンライン上で情報を発信していきます。また、幅広い情報発信を目指すために、専門家や企業とのコラボレーションを進め、広く深くわかりやすい情報を提供してまいります。