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株式会社エイトレッドと一般社団法人2代目お坊ちゃん社長の会、中小企業のDX化推進で協業

2021.08.31

ニュースリリース

ファーストDXを推進するエイトレッドと2代目経営者を中心に中小企業をサポートする2代目お坊ちゃん社長の会が協業し、『今さら聞けない!?超かんたんDX経営』をコンセプトに、中小企業向けのユーザーコミュニティを開設してDX成功事例ノウハウなど気づきのきっかけを提供することで、レガシー企業文化からの脱却を後押しします!

ワークフローDXのリーディングカンパニーである株式会社エイトレッド(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岡本 康広 以下、エイトレッド)と、一般社団法人2代目お坊ちゃん社長の会(所在地:東京都多摩市、代表理事:田澤 孝雄 以下、2代目社長の会)は、中小企業や事業承継の課題解決におけるDX化推進での協業を開始いたします。

協業に至る背景

中小企業庁の発表によると、中小企業は日本の企業の99.7%を占めており、日本経済において中心的な役割を果たしています。しかし、従来から抱えていた経営者の高齢化や後継者不足、経営環境についての様々な課題に加え、新型コロナウイルス感染症流行を経て、大企業と比較しても業績回復に大きく遅れをとる中小企業が多い状況です。中小企業と大企業との格差が広がっている要因の一つとして、DX化の遅れが挙げられます。企業規模別ソフトウェア投資比率の推移を見ると、大企業は2010年以降上昇傾向で推移していますが、中小企業は低下から横這いで推移しています(※1)。DX化による生産性の向上は、中小企業が抱えている経営課題を解決するためにも重要な施策の一つと言えるでしょう。

新型コロナウイルス感染症流行がきっかけとなり、中小企業のデジタル化に対する意識や必要性は高まっており、働き方改革や効率化の取り組みに加え、テレワークの推進など事業継続の観点でデジタル化に取り組む企業は増加したものの、2020 年 10 月時点 での企業約500 社におけるDX推進への取組状況を 分析した結果、実に全体の9割以上の企業がDXにまったく取り組めていない(DX 未着手 企業)レベルか、散発的な実施に留まっている(DX 途上企業)状況であることが明らかになりました(※2)。

資料:経済産業省『DXレポート2(中間取りまとめ)デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会』

そして、デジタル化推進に向けては、アナログな文化・価値観が定着していたり、組織的な課題や明確な目的・目標が定まっていないといった事業方針上の課題もあります(※1)。さらに中小企業においては、IT人材不足や資金不足、無数にあるITツールを選定するために必要な知識不足も懸念事項として色濃く、DXに着手したくても何から始めればよいか分からない、導入してもなかなか活用に至らないという現状が見えてきます。

以上の観点から、2代目経営を始めとする後継企業は中小企業の多くを占めており、この度の2代目社長の会との協業による取り組みは、多くの中小企業へ向けたDX推進につながるといえます。

(※1)「2021年版中小企業白書・小規模企業白書」(2021年4月 中小企業庁)(※2)「DXレポート2(中間取りまとめ)デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会」(2020年12月28日 経済産業省)(※3)「事業承継実態調査 報告書」(2011年3月 独立行政法人中小企業基盤整備機構)

今後の両社の取り組み

2代目社長の会は、代表理事を務める田澤氏が、自身が事業承継した際の苦難や、そこからの脱却に至る成功体験を共有することで、2代目社長をはじめとした後継社長へ大きなベネフィットを提供したいという思いから設立されました。2代目社長が悩みがちな中小企業が抱える課題をビジョン経営と最先端の情報を活用して変革し、高収益企業体を目指すという理念で、定期的なビジョン経営をテーマにしたオンライン勉強会の開催や、会員が自社のビジョン経営についての考えを発表する機会を設けるなど、奮闘する2代目や後継社長(会員企業)をサポートしています。

また、エイトレッドはワークフロークラウド分野で大きなシェアを持ち、ワークフローは現場社員から社長まで企業内全体に影響を与え、コミュニケーションと業務を同時に改善・改革できるツールであることから、「ワークフローからはじめるファーストDX」(ワークフローは企業が最初に取り組むべきDX)を推進しています。ワークフローDXによって、意思決定の迅速化、内部統制対策・監査効率の改善、バックオフィス業務効率化、コスト・無駄の削減のほか、リモートワークをはじめとした働き方改革や脱ハンコやペーパーレス化など様々な社会課題への対応も期待できます。

2021年2月より、エイトレッドが提供するワークフロークラウド「X-point Cloud(エクスポイント クラウド)」をファーストDXとして2代目社長の会代表理事の田澤氏が経営する京南オートサービス株式会社に導入して、同社の業務変革、DX化のスタートを切りました。これにより残業届や週間報告書のデジタル化を経て、情報の蓄積・見える化および社員と社長の双方向コミュニケーシ ョンを実現しています。この導入の成功体験 、ノウハウを基に、2代目社長ならびに中小企業の目線と立場ではじめやすくて成果につながる“DX経営”の実現を目的として、エイトレッドと2代目社長の会は協業し、中小企業のDX化を支援・推進していきます。

具体的には、共同セミナーや講演イベントの開催、事例展開を皮切りに、エイトレッドが運営する オウンドメディア「ワークフロー総研」をプラットフォームとして、『今さら聞けない!?超かんたんDX経営』をコンセプトに、中小企業の新たなユーザーコミュニティを開設し、自社事例やDX成功体験を紹介する勉強会やコンテストなどを開催して、気づきのきっかけを提供することにより、DXに踏み切れない中小企業が「デジタル企業」への第一歩を踏み出せるよう後押ししていきます。

京南オートサービス株式会社 代表取締役 田澤 孝雄氏よりコメント

2代目社長の会では、ビジョン経営の実践を第一に掲げています。ビジョン経営のためには理念がとても大事であり、理念を実践的に活用していくと、強い事業体を作ることができると確信しています。そしてこの具現化においてDXはとても重要なものと位置付けています。DX化により「ビジョン」「ミッション」「バリュー」の浸透がより強固になり、その結果、会社自体の革新が引き起こされるのです。

私がDXで重要なことは以下だと考えています。

    ①紙を自動的に且つ継続的なデータにして、その蓄積したデータを活用して経営判断すること
    ②社内のナレッジを集めるをことでトップのアイデアを増幅させ、トップだけのアイデア勝負から脱却し、集団総合力を上げること

弊社も、当初はIT・DX化を全く実践できておらず、ゼロからのスタートでした。新しいことを始めたり、DXという言葉には 少なからず抵抗を持たれるかもしれませんが、エイトレッドの「X-pointCloud」は、紙で使っていた申請書 フォーマットをそのまま活用できるので利用者も使いやすく、専門知識が不要でIT管理者がいなくても始められるやさしいツールなので、導入作業や運用開始もスムーズでした。ワークフローからのファーストDXならば、導入や運用に対する人材や資金の不足に悩む中小企業でも気軽に始めて、大きな成果を得ることができると思います。今後は、2代目社長の会を通じて、自社DXがもたらした成果や体験談を、同じ悩みを持つ2代目社長、そして全国の中小企業の経営者へ提供し、サポートしていきたいと考えています。

京南オートサービス株式会社 代表取締役(一般社団法人 2代目お坊ちゃん社長の会 代表理事)田澤 孝雄

組織概要

一般社団法人 2代目お坊ちゃん社長の会について

2代目お坊ちゃん社長の会は、全国の家業後継者を対象に、月に1回「ビジョン経営」に関するオンライン勉強会を続けながら交流を重ねています。随時会員を募集しており、活動の幅を広げています。

    名称:一般社団法人 2代目お坊ちゃん社長の会
    所在地:東京都多摩市諏訪6-3-1
    代表者:代表理事 田澤 孝雄
    設立:2020年7月
    事業内容:2代目社長のメディア 露出支援・2代目社長が行う事業における採用支援・2代目社長が行う事業におけるビジネスコンサルティング・2代目社長のためのコミュニティ運用

株式会社エイトレッドについて

エイトレッドは、稟議書や総務・人事諸届 、経費精算 などの社内申請手続きを行うワークフローシステム「AgileWorks(アジ ャイルワークス)」「X-point(エクスポイント)」及び 、ワークフロークラウド「X-point Cloud(エクスポイントクラウド)」を開発、全国の販売パートナーを通じて3,500社を超える企業・公共・文教向けに導入されています。

    名称:株式会社エイトレッド(東証一部:3969)
    所在地:東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー
    代表者:代表取締役社長 岡本 康広
    設立:2007年4月
    事業内容:ワークフロープロダクトの製品開発・サポートサービス・クラウドサービス

ワークフロークラウド『X-point Cloud』について

『X-point Cloud』は、紙の書類イメージそのままに直感的な入力フォームで安心・お手軽に始められるワークフロークラウドです。ワークフロー運用に必要なきめ細やかな機能を実装しており、ストレスなくペーパーレス化、データベース化を同時に実現。あらゆる申請業務を電子化することで、迅速な意思決定、業務効率化に繋げます。様々な業種・企業で導入されており、組織の特徴やそのニーズに合わせて利用が可能です。

(『X-point Cloud』:https://www.atled.jp/xpoint_cloud/)

ワークフロー総研について

ワークフロー総研は、ワークフローを課題解決手段のシステム(パッケージソフトやクラウドサービス)ではなく、Work(仕事)+Flow(流れ)=「業務プロセス」と定義して、日常業務の課題や顧客の潜在ニーズの視点からワークフローの必要性、重要性を伝えていくために、取材やアンケート調査を元にオンライン上で情報を発信しています。そして、ワークフローの認知を向上させ、業務課題とワークフローを紐付け、より多くの企業・自治体・官公庁・教育機関などの意思決定の迅速化や業務改革、生産性向上の一助になれるように活動していきます。

(『ワークフロー総研メディアサイト』:https://www.atled.jp/wfl/)

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